“ちょっとジャズ” な情報基地 アンチテーゼ

★ ジャズ好き音楽バカによる駄弁ブログ。ジャズテイストのあるJポップなど様々なジャンルのメディアを紹介しているつもりで~す ★

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MEDIA BAHN LIVE (DVD) [2005. Inst]
メディア・バーン・ライブ (CD) [1993. Inst]
坂本龍一

教授こと坂本龍一の、YMO散開後 初の全国ソロツアーを収めたライブ盤です。龍一さんはバリバリ好きなアーティストではありませんが、このライブは かなり好きです。曲が良いのはもちろん、管弦なしの5人バンド+3ボーカルでこのノリや分厚さが出せるのはスゴイしエンターテイメント性も高いです。 タイトなドラム、楽しいパーカッション、「DEAR LIZ」の緊迫感、日本語で歌う黒人さん、角刈りテクノカットで汗だくの教授などなど見所満載。 …世界のサカモトと言えば戦場のメリークリスマス、ラストエンペラーやエナジーフロウ (これは国内限定大衆曲ですが) など映画音楽や静かな音楽で有名ですが、メディアバーンライブはコンテンポラリーな教授が楽しめる必見・必聴のライブです。

DVDは、映像のカット割がやたら細かいとか ライブにもかかわらず曲をクロスフェードさせてしまっているという アーティスト泣かせの編集ですが、それでも充分楽しめます。ちなみにCDとDVDでは収録日が違ってたと思います、確か。

先日スカパーで放送されていた坂本さんピアノソロライブを見ました。なかなか良かったです。でもやっぱり昔の曲の方が好きです。なんか最近の曲は バリバリピアノ向けに作られている感じで、バンドサウンドをピアノ一本でやりました的な、アレンジの妙がない。…この辺はクラシック的な部分でしょうか。アレンジのない演奏だと、生演奏の良さが半減しますね。でもまぁ、ラストエンペラーが壮大で一番良かったです。他はAmore、Parolibre、そしてひとり連弾の千のナイフ、+33。この辺はテクノチックで面白かったです。 …戦メリのイントロなしアレンジはいかがなものかと…。

メディアバーンライブのバックバンドで、唯一日本人の小原礼(ベース)が参加している“サディスティック・ミカ・バンド”が復活したそうで。ボーカルはさておき、加藤和彦、高橋幸宏、高中正義、小原礼といえば日本の大物ミュージシャン・フュージョン黎明期のメンバーだけに、楽しみですね。
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Double Circle [1999. Club Jazz]
Takeshi "T.K." Ito

プロデューサーにクリヤマコトを迎えた 伊東たけし(T-スクエア)のソロ作です。楽曲の構成は、 クリヤの打ち込みを基本トラックに ベース・ギター・キーボード・ターンテーブル・ラップ、そして伊東たけしのアルトサックスが重なる形。数曲ストリングスが入ったり、生ドラムもあります。神保彰(ドラム)、山木秀夫(ドラム)、カルロス管野(パーカッション)、中川英二郎(トロンボーン)などが参加してる点も注目です。

打ち込み基本でラップ・ターンテーブルありというと何やらヒップホップ的な匂いがしますが、クリヤの打ち込みはとても生演奏的でしつこくなく、流行りの大衆曲にありがちな “単調なループに言葉をのせただけの念仏ソング” とはワケが違います。アルトサックスもファンキーで良くブロウしており心地良いです。ジャズの新しい形を楽しめる作品。

 … 11曲目の「太陽にほえろ!」は異質な感じでイマイチですが。

LIFE [1994. J-POP]
小沢健二

心のベストテン第1位どころか殿堂入りの別格アルバムです。あの中性のような、ナルシストのような、な~んかクネクネした独特なキャラクターを嫌う人も少なくありませんが、楽曲の質の高さは文句のつけようがないと思います。1曲目「愛し愛されて生きるのさ」は、発売から10年以上たった最近になってCMソングとして起用されたし、2曲目「ラブリー」・5曲目「ドアをノックするのは誰だ?」は、これぞオザケンワールド的な歌詞をポップでファンキーなメロディにのせた名曲。続く6曲目「今夜はブギーバック」では一転クールダウンしつつも、7曲目「ぼくらが旅に出る理由」は、管・弦・オーケストラハープ・パーカッションなどが壮大で ノックアウト! …と、とにかく聴けばわかる名盤です。スカパラホーンズの参加もポイント高いです。

「ぼくらが旅に出る理由」や 後のシングル「強い気持ち、強い愛」のような曲の構成は、ビレッジピープル・アベレイジホワイトバンド・ボーイズタウンギャングなどのダンスクラシックスを彷彿とさせます。「強い気持ち、強い愛」の作曲者=筒美京平といえば その時代の洋楽のフレーズを上手に拝借することで有名ですが(良い意味で)、オザケンもまた然りで、後期の曲調はマイケルジャクソンとか…。

フリッパーズギターを経てソロデビューしたオザケンのイメージは、アコースティックギターからエレキギターに持ち替え、だんだん機械化・デジタル化していった感じがします。前作「Eclectic」も打ち込みメインだし。 …NYで 一人でやってるワケだろうから、春に出る次回作も打ち込みメインなんだろうな~。生演奏のポップなオザケンが聴きたい!

COWBOY BEBOP O.S.T. 1 [1998. Anime]
SEATBELTS

マクロスプラス・∀ガンダムなどのアニメやCM曲を数多く手がける奇才=菅野よう子が全面プロデュースしているアニメのサントラなんですが、ただものではありません。ジャズをベースとして、フュージョン・ブルース・スカ・フォーク・民俗音楽などの多彩なテイストが楽しめちゃいます。しかも演奏は超一流のシートベルツなる集団で、村田陽一(トロンボーン)ソリッドブラスのメンバーを中心として、小池修(サックス)や元T-スクエアの本田雅人(サックス)、西村浩二(トランペット)、荒木敏男(トランペット)、山城純子(トロンボーン)、佐藤潔(チューバ)などで結成されたビッグバンドなんです。 …アニメのストーリーは宇宙の賞金稼ぎのお話で、音楽はジャズ系という、“平成のルパン” 的存在の大人のジャズアニメです。 …ちなみにタイトルの“ビバップ”は、小沢健二の『流星ビバップ』から取ったとか。

  試聴する

とにかく音楽にチカラが入ってるこのアニメは、CD-BOXやリミックス・ベスト盤を合わせると 音楽CDだけで十数枚発売されています。話が進むにつれて音楽ジャンルもカントリー・ハードロック・アシッドジャズ・テクノポップ(?)などと幅広くなっていき、バンドメンバーも佐々木士郎(トランペット)、中路英明(トロンボーン)、佐野聡(トロンボーン)、などと変わっていきます。佐々木士郎はアニメ本編の音楽監督も担当しています。 …戦闘シーンで4ビートジャズが流れる鳥肌アニメ、見て聴いて損はしません。

カウボーイビバップ関連のCD

MOTHER     試聴可
[2004 (1989). Game]

糸井重里 監修による不朽の名作RPG、ファミコン版「マザー」の一風変わったサウンドトラックです。ゲームの曲をバンド編成にアレンジして、外人の“おじさん”や“おねーさん”が歌っています。その他にも、エイトメロディーを聖歌隊の男の子が歌っていたり、スノーマンのインストアレンジなどもあります。もちろんオリジナル音源も収録されていて、タイトル画面からエンディングまでの一連の冒険を思い起こすことができるという、泣ける一枚です。 …音楽を担当したのは、映画音楽やCM曲など幅広く活躍している鈴木慶一(ムーンライダース)と、任天堂の多くのゲームミュージックを手がける田中宏和。マザー独特の世界観にマッチする、アメリカの古き良き時代の音楽=8ビートのロックやポップスが中心です。

当時はRPGといえば 西洋を舞台としたファンタジーな世界観が当たり前だったので、「マザー」はとても斬新でした。ゲーム中、迷子探しを頼まれる場面では「どうせ君にできるワケないから期待してないけどね」と市長に言われてしまいますが、プレイヤーとしてこんな事を言われるのも それまでのRPGではありえなかった。「マザー」は、こういった糸井重里的世界観にどんどんハマるゲームです。そして、ファミコンという決して高くないスペックを逆手に取ったシンプルでポップなビジュアルも秀逸。また、少ない音でしか音楽が表現できないファミコンにも「マザー」の音楽はマッチしていると思います。かなり苦労もあったようですが…。

  参考 … ほぼ日刊イトイ新聞 “『MOTHER』の音楽は鬼だった”

SMAP012 VIVA AMIGOS! [1996. J-POP]
SMAP

スマップのアルバムで 豪華海外ミュージシャンがバックを務めた物としては最後の作品です。1曲目はスマップのアルバム恒例のインスト曲で、ケニー・ギャレットのソプラノサックスやマンハッタントランスファーのコーラスがノリノリのグルーヴを聴かせてくれます。そして勢いづいたまま2曲目の「PEACE!」。オマー・ハキム(ドラム)、ウィル・リー(ベース)、フィリップ・セス(ピアノ)ら お馴染みのリズム隊とソリッドなホーンセクションは相変らずカッコイイ!(シングル版ではカシオペアの神保彰がドラムを担当しており、コチラも一聴の価値有りです) 3曲目にはタワーオブパワーのレニー・ピケット(テナーサックス)、4曲目には熱帯ジャズ楽団の森村献(ピアノ)が参加しています。そして8曲目は、カッティングギターもさることながら、クレジットを見て「えーこれ打ち込みなの!?」と驚かされる程の生演奏的な打ち込みドラムでChokkakuが大活躍。続く9曲目はスガシカオ作曲による、コミカルな歌詞やシンプルでキャッチーなメロディ、そしてホーンのバッキングが冴える逸曲です。 …数曲フツーのスマップサウンドも収録されていますが、とにかくカッコイイ一枚です。

Rhythmsticks [1996. FUSION]
SMAPPIES

スマッピーズというからにはスマップ関連のアルバムなんですが、本人たちの歌は入ってないというインスト企画盤です。スマップのアルバム006以降のバックバンドを務める豪華海外ミュージシャンが集まり、スマップの曲をカッコ良くアレンジして演奏しています。1曲目の007のテーマから マイケル・ブレッカー(テナーサックス)による鳥肌モノの熱いソロ!その他、オマー・ハキム(ドラム)、ウィル・リー(ベース)、ハイラム・ブロック(ギター)、フィリップ・セス(ピアノ)、ランディ・ブレッカー(トランペット)、スライド・ハンプトン(トロンボーン)などが参加しています。鉄壁のリズム隊やホーン隊のバッキングがとにかくソリッドで気持ちイイ!(楽器できる人には効果倍増!) …歌モノのインストアレンジというと 旋律を楽器でなぞっただけの(喫茶店でかかってるような)ダサい物が主流ですが、スマッピーズはワケが違います。アレンジがスマップの歌入り版とほとんど変わらない曲でも、まるでスマッピーズの為に書かれたような、とても存在感のある曲に聴こえます。 …本家スマップのアルバム006以降に1曲ずつ収められているスマッピーズ的インスト曲ですが、006ではキャンディ・ダルファーのアレにそっくりな曲が聴けます。

以下はライナーの抜粋ですが、良い事が書いてあるのでちょっと拝借したいと思います…。
「この作品は、自分のこれまでの人生のすべてを“音”にできるスゴ腕のミュージシャン達ばかりが集まり、それぞれのテクニックやプライドがひとつになり、もともと音楽というものが根源的に持っている喜びや豊かさを教えてくれる。それとともに、コンピューターに頼りすぎ、本当のミュージシャンシップから離れている感のある最近の音楽シーンにも刺激を与えてくれそうだ。彼らが一流である所以は、限定された音楽のプレイヤーではなく音楽全般のプレイヤーであるということ。どんな音楽からもいろいろなエッセンスを引き出し、それらを混ぜ合わせて新しいものをクリエイトすることだ。だからこのスマッピーズの面白いところは、まさにそのいろいろな要素をフュージョンさせ、別の新しいものを作ったことだ。」

ON TOP
Akimbo [1998. Acid Jazz]

Akimboはブランニューへヴィーズのギターリスト:サイモン・バーソロミューのソロプロジェクト。世の中どんなアルバムでも1曲はとばす曲があったりしますが、このアルバムは全ての曲が元祖アシッドジャズという感じでハズレ曲がない!バンド編成はギター・ベース・ドラムの基本メンバーに鍵盤やホーンが加わる形で、11曲中3曲は歌モノ。ゲストにブランニューへヴィーズはもちろん、ジャミロクアイやソウル2ソウルのメンバーも参加しているという、ノリノリの必聴盤です。個人的な印象では、ブランニューへヴィーズよりもへヴィーな感じ(笑)。ブランニューへヴィーズは音が軽くてシャカシャカって感じだけど。

…アシッドジャズはクラブ的要素もあるので致し方ないかもしれないけど、最近はジャズ界でも打ち込みが導入されつつあり寂しい事実です。例えば生楽器をアナログ・打ち込みをデジタルとすると、デジタル界の進歩はめざましいものがあるのでデジタル音楽はすぐに古くなってしまう。録音状態の良し悪しはあれど、70年代の音より80年代の音の方が古く感じたりして。 生楽器は良い!Akimboは良い!

UK UNDERGROUND [1996. Funk]
MALTA

日本を代表するサックス奏者MALTAのロンドン録音作品です。ロンドンの若手ミュージシャンを従えて、スタンダード曲をジャズファンク風にアレンジして演奏しています。バンド編成はギター・ベース・キーボード・ドラム・パーカッションにアルトサックス(MALTA)+トランペットの2ホーンで、曲目は「Song For My Father」「So What」「Donna Lee」「Moanin'」等のスタンダード10曲にMALTAの書き下ろしが3曲。全体的にシンプルな感じで聴きやすくてノリやすいし、メイシオ・パーカーみたいな“ドFunk”でもなく、MALTAらしい(元気なオッチャンらしい?)ライトなファンクが楽しめる名盤です。

  試聴する

…ちなみにブラスというのは金管楽器という意味であり、木管楽器であるサックスは含みません。例えばビッグバンドの管楽器隊を呼ぶ場合には、ブラスセクションではなくホーンセクションと言うべきだそうです、厳密に言うと。

FULL COLORS [1991. Fusion]    試聴可
CASIOPEA

ジンサク脱退後、ナルチョ&日山氏を導入した新生カシオペア(と言っても10年以上前ですが)第2弾アルバム。今ではすっかりカシオペアの代名詞的楽曲となったFIGHTMANが収録されています。7曲目のPRIVATE SUNDAYは車のCMソングとして、その他の曲も幾多の番組BGMとして使われまくっています。 …発売当時はタモリの音楽バラエティ番組やNHKの音楽特番、そして「夢がMORIMORI」には準レギュラー出演していたりライブ特番も放送されたりと、 まさに全盛期にリリースされた名盤です。オルケスタデラルスからパーカッションも参加しています。
ANTITHESES [1998. Jazz]
ANTITHESES #2 [1999. Jazz]
クリヤマコト

最近は平井堅などのJ-POP系アルバムでも活躍している、クリヤマコトのピアノトリオ作品。ピアノトリオと言うと小曽根真のようなスタンダードな王道ジャズが多いけど、クリヤはファンキーでカッコイイ! …アニメや特撮ヒーローの曲をジャズ風にアレンジした企画盤は腐る程発売されていますが、このアルバムは全くの別格。クリヤはこのアルバムで、アニメソングがジャズの新しいスタンダードになりうる可能性を示し、音楽のジャンル分けに対して反証(アンチテーゼ)しているとか。#2ではトランペットやサックスをフィーチャーしたコンボスタイルで演奏しています。

…最近「featuring ~」をフューチャリングという人が多いけどフューチャーでは未来という意味になってしまうので、フィーチャリングと言うべきかと。英語をカタカナで表現するのもナンですけど。
インスト(歌のない音楽)を中心にコンテンポラリーでナイスなメディアを勝手に批評・紹介したり、 音楽系の話をしようかと思っていますのでヨロシクお願いしま~す♪
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